第四十六回焼酎研究会 レポート
会場: 酒ぐら 鳥酎 飯田橋
日時: 2012年10月25日(木)18:15〜21:15
3種の焼酎を賞味。あらかじめ水で割って一晩寝かせた“前割り”と、通常の“水割り”または“ロック”でいただく。酒杯は、基本的に錫(ピューター)のもの。陶器性のものと較べると錫はまろやかに感じ、しかも注いでから置くほどにまろやかさが増す。ひんやりとした口当たりが角の取れた飲み口と抜群の取り合わせになる。
割り水は、鹿児島から取り寄せたHOUMEI。
1.明るい農村 さつま霧島酒造(鹿児島県霧島市霧島田口)
黄金千貫 米麹 25度
(↑ これは赤芋が原料の芋全量の焼酎です ↑)
(選評)
さらりとした透明な味わい。
(研究評)アルコール香を感じさせないマイルドな口当たり。それだけに前割りは酒飲みにはもの足りない。水割りのほうが適度ななじみ不足が飲み応えを感じさせるか。
2.黒櫻井 櫻井酒造 (鹿児島県南さつま市金峰町池辺)
黄金千貫 黒麹 25度
ロックで味わう。錫と陶器の酒杯での飲みくらべ。錫のほうがなぜか氷の溶けるのが早く、冷えた感じが快い。放熱効果なのだろうか。
(選評)
入手難の貴重な焼酎。濃潤で力強く口の中に甘露のような甘みが拡がる。
(研究評)本会ではもっとも人気が高かった。ロックでも旨みが持続する。
3.三蔵 芋焼酎 黒麹 25度及び36度(原酒)
三蔵とは、吉永酒造、尾込酒造、田村合名で共同開発した焼酎。
25度の“濾過タイプ”(尾込酒造)と“荒濾過”(吉永酒造)、36度の“無濾過原酒” (田村合名)の三種をロックでいただく。
(選評)
“濾過タイプ”は淡麗で華やかな香り。“荒濾過”はふたくち目がふくらみがあってさらに旨い。“無濾過原酒”はさすがにきついが飲み応えがあって気持ちよく染み込む。
(研究評)36度という度数の高さはきついと感じるが、上質のスコッチのような味わいもある。
<以後、飲み放題タイムに突入。研究会が盛り上がり過ぎて筆記困難>
→メモは、ここで完全に途切れていて記憶もなし